2010年5月27日木曜日

【六中観】

忙中閑(かん)有り
忙中に掴(つか)んだものこそ本物の閑である。

苦中楽有り
苦中に掴んだ楽こそ本当の楽である。

死中活有り
身を棄(す)ててこそ浮ぶ瀬もあれ。

 壺中(こちゅう)天有り

どんな境涯でも自分だけの内面世界は作れる。
どんな壺中の天を持つか。

意中人有り
心中に尊敬する人、相ゆるす人物を持つ。

腹中書有り
身心を養い、経綸(けいりん)に役立つ学問をする。

私は平生窃(へいぜいひそ)かに此(こ)の観をなして、如何(いか)なる場合も決して絶望したり、
仕事に負けたり、屈託したり、精神的空虚に陥らないように心がけている。

 『安岡正篤 一日一言』より(致知出版社刊)

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